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】【小説】後宮冥府の料理人(2)
後宮鬼門の不思議な宮殿で、新米女官が最期のご馳走叶えます。
最期の晩餐で死者の魂を成仏させる冥府の宮殿・臘月宮で、料理人をする林花。
謀反から生き延びた皇帝は、信頼を寄せる林花にある事件の意見を求める。
それは皇帝の間諜が五人、立て続けに変死したというもので――。=人物紹介=
◆林花/りんか◆
敵国のスパイとして処刑されかけたが、死霊を見る能力を買われ、臘月宮へやってきた。宮廷料理人だった父の腕を継いでいる。
◆黄辛/こうしん◆
武神と呼ばれた父帝の跡を継ぐ、民からも絶大に支持される若く聡明な帝。林花とは、浅からぬ縁があるようで――?
◆猛虎/もうこ◆
黄辛の命を救い、四品の位を賜った、帝の愛犬。人の顔をなめ回す悪癖があり、後宮の女官から恐れられている。