【予約受付中】【小説】営業課の美人同期とご飯を食べるだけの日常
忙しい毎日でも、ごはんを食べるときには君がいる。ただ、それだけで幸せ。
新卒で今の会社に入社、事務課に配属されて5年目。
俺は残業に次ぐ残業の日々を過ごしていた。
弊社の営業課にはエースがいる。名前は秋津ひより、俺の同期である。
「入社時期が同じ」というだけでなく、高校時代の同級生でもある。
何かと人気な彼女と学生時代からの知り合いだなんて、周りにバレると面倒だ。
なるべく彼女とは関わらないように過ごしているが……。
『昼一緒に食べられそうだけど、どう?』
なぜかランチを一緒に食べたり、帰り際に飲みにいったり、はたまた自宅で夕飯を食べるような仲に……?
これは社会の荒波に飲まれた残業モンスター達が美味しいご飯を食べるだけの話。
そして、同期社員がほのかに宿した恋心をゆっくりと育む話。