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】【小説】愛が灯る
君の言葉が、明日へ踏み出す勇気をくれた。「明日がくるのがこわい」
そんな不安を抱く中学生の栞里が出会ったのは、同じ想いを抱えた同級生の鈴真だった。
電話や教室、公園でお互いの「こわいもの」について語り合い、いくつもの不安な夜を一緒に乗り越える二人。でも卒業間近の冬、何より大切だった鈴真との時間は突然終わりを告げた。
高校生になり、ひとり不安に押し潰されそうになる栞里。そんな時、栞里の意識は見知らぬ部屋へと飛ぶ。そこには、二度と会えないと思っていた鈴真の姿が――
心に灯る微かな光を頼りに、明日へと進む姿に勇気をもらえる。音楽プロジェクト・ロクデナシの名曲『愛が灯る』とコラボした青春ファンタジー小説。