【取り寄せ】【小説】アレキサンドライトの正義 ~怪盗喫茶は営業中~
「ピコちゃんの家で遊ぶ時は家の鍵を忘れないように」
謎の言葉を残して、喫茶店を営む父が消えた。
ニコが幼い頃に大切にしていたぬいぐるみ「ピコちゃん」。
ピコちゃんの家は、捨てられていた段ボールの家。
今さら遊ぶ時とは br>血はつながらなくとも、誰よりも深く家族を愛してくれた父。
ニコは、頭脳明晰、眉目秀麗の二人の兄とともに、失踪した父の行方を捜すため謎を解き明かそうとするのだが、そこには新たな謎が待ち構えていた。
そこには、角度によって色が変わる宝石“アレキサンドライト”のように、それぞれの正義があった――。
誰かの利益が、誰かの不利益。
誰かの信念が、誰かの悪。
角度によって変わる「正義」なんてまっぴら!
救いたい人が救われるのなら、“怪盗”にだってなってやる!!
家族の真実をさまざまな角度から照らし出す、アレキサンドライト・ミステリ!!