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】【小説】少女星間漂流記(3)
ワタリとリドリーは、今日もふたりぼっち。平和な星間旅行は続く。
「いるんでしょう、ワタリ。出てきてくれないの?」
環境汚染で住めなくなった地球に代わる安住の地を探し、ある星に降りたワタリとリドリー。
良好な環境に反して、人々は暗い顔をしている。
宇宙から来た異星人が「女王」として暴虐の限りを尽くしているというのだ。
現れた女王は、地球の実験施設でワタリと友達だったと言い出して――。
地球人との再会、宇宙で会った星人との再会、そして新たな星や人々とも出会いながら、ワタリとリドリーはまだふたりぼっち。
少女たちの星間旅行は、今日も平和に続いている。