【予約受付中】【小説】傭兵団の料理番(20)
食王となる青年が大活躍! 超人気異世界グルメファンタジー第20弾。コミックス1~2巻大好評発売中。城に盗聴器を仕掛けた組織を追うガングレイブたちは、
「ヴァルヴァの民」と名乗る暗殺者の少年少女四人を捕縛した。
ガングレイブたちは情報を得るために四人を尋問するも、
暗殺者として育てられた四人は頑なに口を割らない。
シュリは心を通わせようと菓子を用意することにした。
食べた少年たちは喜んでいるように見えたのだが、
リルは彼らのそれは演技だと指摘し、
悪意を持ってシュリを傷つけようとしたことを暴露した。
ショックを受けるシュリのためにリルは彼らと話をするが、
暗殺に失敗した四人はヴァルヴァの情報を漏らさないために
殺されるつもりらしい。
そこでリルは一計を案じ、暗殺者たちを街へ連れて行くことを
シュリに提案した。
詳しい目的や行き先について何も指示されないまま、
シュリはカグヤとともに暗殺者の双子の少女、
シファルとシューニャを連れて街へと出かける。
隙を見ては逃走を繰り返す双子だが、カグヤに連れ戻され、
結局は街での食べ歩きを楽しんでいた。
その後、次に街へ連れ出すためにシュリとアーリウスが
暗殺者のリーダー格のゼロを地下牢から出した瞬間、
捕らえられていた四人が一斉に脱獄を決行。
しかしアーリウスが一瞬にして電撃で全員を行動不能にさせ、
シュリたちはゼロだけを外に連れ出すことに。
実戦の経験がなく、実は今回が初陣であるゼロたち。
世間知らずの彼らを見てアーリウスは思うところがあり、
なぜか訓練場へと連れて行く。
そこにいたクウガとテグに協力してもらい、
ゼロと一対一で試合をすることとなった。
ところが訓練場にいた団員たちはその試合で賭けをして、
持ち前の傭兵気質を発揮して乱痴気騒ぎをする始末。
そんな中ゼロは全ての試合で十秒も保つことなく敗北。
アーリウスの提案で「世間の広さを教える」ためにゼロたちを城で働かせ、
いろいろと学ばせることにしたのだが……。