【予約受付中】【小説】後宮の宝石鑑定士は黙ってない!
後宮に潜む謎は、この宝石鑑定士が解き明かしましょう――!宝石鑑定士として働く私には、母親の決めた婚約者がいた。荷物持ちや支払いを強要してくる最低の男だったが、地味な自分には他に相手がいないからと、その婚約を受け入れていた。ある日、実家に帰ると、妹が私の婚約者と浮気をして妊娠していた。さらに「浮気して、何が悪い?」と開き直り、母も「お姉ちゃんなんだから、妹の浮気くらい我慢しなさい」と理不尽なことを要求する始末。さらに婚約者の借金まで押し付けられそうになった私は、家族と縁を切って、一人で生きていくことを決意する。