【予約受付中】【小説】俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる(1)
俺だけのチートスキル、俺だけが知らない原作(セカイ)――
――自分は一度死んでいる。
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長(ふだつきおきなが)。
よくある最強&チート能力をもらい、異世界無双ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、ある二つの能力を望んだ。
【寿命を全うできるような丈夫な身体】
【アイテムボックス】
しかしこの二つ、神がどう解釈をしたのか、特にアイテムボックスについてはあまりにもバグっている能力を有していて――。
一方、自分以外にも子どもとして転生した者たちの存在が。
しかもそいつらは、唯一原作を知らなかった沖長を「イレギュラー」だの「踏み台だ」などと言ってくる。
これは現代ファンタジー世界に転生することになった男が、世界の真実に迫りながらもマイペースに生きる物語である。