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】【小説】脱力ゆとりギャルちゃんは、全力で僕に寄りかかって生きることに決めた。(1)
なーんにもしたくないギャルにほだされる、脱力ゆとりラブコメ!高校生の僕、葉山朔(はやまさく)の隣の席には変なギャルがいる。彼女の名前は百環茶見子(ももたまさみこ)。
通称ちゃみ子。見た目は可愛いのに、授業中は寝ているかボーっとしているか。
さらに食べるのも教室の移動も全てが遅いうえに、曰く、喋ることさえも「子音は疲れる」と億劫だという究極の“脱力ゆとりギャル”だ。
でもある日、困ってるちゃみ子を放っておけなくてつい手助けしたんだけど――
次の日からとてつもない勢いで僕だけに頼り始めてきて……!?
放っておけばいいって? いや、これは僕とちゃみ子の等価交換なんだ。だってちゃみ子は「世話のお返し」としてあの××を好きにさせてくれるのだから――。