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】【小説】神様の眠る場所
神様のマユは、幼い頃、人間に預けられた。
そして、神様が隠れて住む街・川越で、人間の子供の凪織と暮らしてきた。
朝起きて、学校に通い、雑貨屋の手伝いをして眠る凪緒との日々が、ずっと続いていてほしい。
そう願っていたのに…。
「マユ。君には生まれついての役割がある」ある日、神様たちの過去を知ってしまった。
彼らはなぜ、人間を嫌うのか。
マユだけがなぜ、人間の元に預けられたのか。
「どんなに寂しくっても、どれだけ耐え難くっても、みんなを救うって決めたんだ。でも、そうしたら、凪緒にはきっともう会えない」
神様のマユと、人間の凪織。
いつも一緒にいた2人。
だけどもう、マユはここにはいられないーー。
